ふと顔を上げたら、目が合った

床をゆっくり歩いて、伏せて、それからちょっとだけ外を見ていた。

ふと顔を上げたら、目が合ってしまった。瞳をまんまるにして、まばたきも忘れて、ぼくはじっと相手の様子をうかがう。だってこんな至近距離で覗き込まれたら、振り返らないわけにいかない。

吸い込まれそうな視線を返したら、撮っていた人もちょっとたじろいでいた様子。次は不意打ちじゃなくて、ちゃんと声をかけてほしいな。