ふにゃ〜、そこそこ、いい気持ちにゃ。オフィスのフロアにごろんと身体を投げ出して、ぼくは人間の手にゆっくりなでなでしてもらっているところ。サマーカットでスリムになったお腹がぺたんと木の床にひろがって、しっぽの先だけがふわりと残っている。
あごの下から首すじへ、つんと指先が鼻先に触れて、ぼくは思わず目を細める。瞳がとろんとしてきて、口元もちょっとゆるんできちゃう。
そばにはお気に入りの段ボール製のスクラッチャー。今日もぼくの定位置は変わらないんだにゃん。なでてくれてありがとう、もう少しだけお願いしてもいいかにゃ〜。
